兼光の相方である岩橋良昌が吉本興業との契約を解消し、プラス・マイナスは解散となった。SNSの投稿を目にして知った兼光のもとに、「ごめんな、やめるわ。今までありがとう、がんばって」とLINEが送られてきた。それ以来、兼光は電話をかけ続けたが、岩橋が応じることはなかったという。コンビ解散により、肩の荷が下りたのも事実だった一方、それまでの主な収入源はコンビでの活動。家のローンは79歳まで残っている上、車、さらに奥さんは出産を控えていた。ピンでの仕事をこなすなか、良いも悪いもすべて自分自身という状況に新鮮すら感じるように。兼光は「僕も切り替えて前に進んでいる、生きていかねばならない」と話す。