宮城・岩沼のイベントで照らされたのは、ガザ地区へメッセージだった。両者の間で長年深い交流が続けられてきた。キッカケは東日本大震災の翌年にガザ地区の子どもたち約1000人が日の丸などを描いた凧を揚げた。そして2015年にはガザ地区の子どもたちが被災地を訪れて一緒に凧揚げをした。その後も交流が続けられ、今年3月もガザ地区で凧が揚げられた。ガザ地区に想いを寄せて行動する人たちに取材した。今月上旬、宮城・岩沼で震災で被災した人たちがイベントの準備をすすめていた。主催者は佐藤直美さん。今回佐藤さんはメッセージを光で照らすことにした。さらに佐藤さんが突き動かされた出来事が。ガザ地区の友人のモナさんの安否がわからないという。10月15日にモナさんからメッセージが届いたが、10月26日「私達に生きる望みはない」「せめて安らかに死ぬことを願うだけ」というメッセージが。同じ日に返信をしたが、返信はなかった。今回、どうしても野呂文香さんに協力してほしかったという。野呂文香さんは高校生のときにガザ地区の学校に通う子どもたちとのオンライン交流会に参加していた。同世代同士で様々な想いを共有した野呂さん。「海と空はつながっている」とメッセージを書いた。そして一昨日、約70のメッセージが光に照らされた。佐藤さんは「現状を知ってもらうことのきっかけになればいいなと思っています。」とコメントした。先日モナさんについて、職員から「モナは生きている」と連絡があったという。