全国的に書店の数が減り続ける中、東京都内に圧倒的な存在感を放つ巨大な書店がある。複合施設としての新たな姿を取材した。東京・稲城市にある書店「コーチャンフォー若葉台店」。ワンフロアながら面積は約2000坪。サッカーコートとほぼ同じ大きさ。店内をすべて見て回るのに3時間はかかるというまさに巨大書店。この書店は北海道釧路市に本社のある企業が運営していて、関東にも店舗を展開。中でも若葉台店は「岩波文庫全点の在庫をそろえている」というユニークな取り組みをSNSで発信し話題を集めている。出版市場が縮小し、インターネット通販の普及などを背景に、全国的に書店の数は減少傾向にある。そうした状況下でも、巨大な売り場面積を軸にした複合業態で成長を遂げ、昨年度の全店舗売上高が前の年度と比べて107%を超える好調ぶり。書店の隣にはコーヒー店が。「ドトールコーヒーショップ」の席数は206で、全国でも最大級。北海道が本社という特性を生かし、物産展も併設している。書店だけではない相乗効果が施設全体での売り上げアップにつながっているという。
