NATO首脳会議がリトアニアでは行われ、岸田首相もここには出席する。ソ連に対抗するためアメリカ・ヨーロッパの西側諸国が結成した軍事同盟であり、31か国が加盟しているが日本は加盟していない。ウクライナを支援する国際社会の結束を目的としていて、日本もG7の議長国として経済・人道支援への期待もある。ウクライナの反転攻勢やロシア・ワグネル代表であるプリゴジン氏の反乱もあり注目度は高い。リトアニアはベラルーシの北西にあり、会議を行うビリニュスはわずか30kmの場所にある。ウクライナ支援とともに安全保障も大切となるが、中国に対抗するためにNATOを味方につけることが目標となる。サイバーや偽情報対策で連携を行い中国への抑止力を強めたい考え。NATOは日豪との連携を強めるため、東京に連絡事務所の開設を目指す動きもあるが、軍事的な緊張を高めかねないとの批判があるとともに、マクロン大統領も批判的な立場となっている。