福島大学の高田兵衛准教授を紹介。福島の海の放射性物質の変化の調査を行っている。福島第一原発がメルトダウンしてそれを冷やすために使われた水をたくさんのタンクに貯めてそれをなんとかしようとしている。地下水が入り込ん汚染水になっているので、外に出ないようにタンクに貯めている。それらをALPS処理水で、危ない放射能を取り除いている。1-3号機は建屋に地下水、雨水が入り汚染水は90t/日発生。多核種除去設備ALPSでは、トリチウム以外の放射性物質が規制基準値を下回るまで浄化する処理水とする。処理水は今タンクに入っている。海水と混ぜて貯水槽に入れる。それを海に放出する。もっとはやく放出していてもよかったと田村さんが言う。原発処理水はトリチウム濃度を国の基準の40分の1未満のWHO飲料水の基準7分の1未満にうすめて放出する。政府は対策で2つの基金を用意。風評被害対策として300億円、漁業支援などに500億円。不安を煽るのではなく、科学的根拠を報じる方がいいと田村さんが言った。田中さんは聞けば聞くほど安全な水だと分かってきたとのこと。野菜や果物、魚など、厳しい基準で検査して出荷しているという。安心と安全が叶った時代はないと武田さんが言う。漁業関係者にしてみたら政府の対応は不安だ。中国は外交戦略の一環として、禁輸をしている。中国の税関当局は、日本産の水産物輸入を全面的に停止。水産物の輸出額は、中国が871億円、香港が755億円。原子力関連施設のトリチウム年間処分両は、日本は22兆ベクレル未満、韓国は49兆ベクレル未満、中国は112兆ベクレル未満となっている。日本が水産物を消費する気持ちを高めたほうがいいと田村さんがいう。