岸田首相が一連の日程を終えて、帰国の途に就いた。岸田首相は日本時間の今日午後8時半すぎ、政府専用機で帰国の途に就いた。岸田首相は、ASEANとの首脳会談や、G20サミットに出席する為に、今月5日からインドネシア・インドを訪問していた。ASEAN関連会議では、福島第一原発の処理水の放出について、安全性を説明して、理解を呼び掛けた。中国の李強首相とも短時間の立ち話をして、日本産の水産物の全面的な輸入停止措置の即時撤回を求めた。また、岸田首相はG20サミットでは、ウクライナ侵攻の背景の食料供給など、地球規模の課題に積極貢献の姿勢、国際社会の強調を促した。岸田首相は処理水の放出について、国際社会の理解は一層広まったとコメントしており、中国に対しては、WTOなどの枠組みを活用して、輸入規制の即時撤回へ働きかけ続ける考えを示した。また、岸田首相は、今月13日の内閣改造・自民党役員人事への調整を本格化させる方針を示した。