今朝、内閣改造党役員人事後初めて開かれた自民党の役員会。岸田総理は「内外ともに正念場」と訴え変化を呼びかけた。内閣改造では過去最多に並ぶ5人の女性閣僚を起用するなど「変化を力にする内閣」と位置づけたが、報道各社が改造後に行った世論調査では内閣支持率は概ね横ばいに。野党からは「そもそも内閣改造で支持率を上げようとしたのか。総裁選挙に向けた万全の布陣を考えた結果なのかな」との声が。5人の女性閣僚を起用する一方で54人いる副大臣・政務官への女性起用はゼロ。「変化を力に」と謳う岸田総理だが、自民党内からも「派閥の力学を重視した旧来型の政治が続いている」との声が上がっている。内閣改造後も支持率が伸び悩む状況に閣僚経験者は「ご祝儀ムードで普通は支持率が上がる。スタートダッシュで支持率が上がらないと今後も上がる要素がない」と話している。岸田総理は「内閣支持率に一喜一憂するのではなく、先送りできない課題について取り組み、結果を出すことによって国民の期待に応えていく」と話した。きょう国連総会に出席するためニューヨークに向け出発した岸田総理。言葉だけでなく行動でいかに結果を出していくのか手腕が問われている。