取材した広瀬誠ディレクターがスタジオで解説:改正法が成立・裏金の経緯などまだ何も明らかになってはいないことについて「岸田総理大臣に関連する祝う会だが、総理は任意団体が主催したもので事務所は関係ない、政治資金パーティーではないんだと国会などで説明。しかし後援会の会長は祝う会は実態がないものと証言し、説明が食い違っている。取材で地元では同じような手法でほかにもパーティーが開催されてきたことが明らかになったが、法律改正を率いるトップが自らの疑惑について納得がいく説明ができない中で政治資金の使われ方を透明にし、公開にする議論が進むことは難しいのでは」。基本的には日本社会は公正で透明性の高い社会ではないか。日常生活の中で賄賂を求められるような場面はほぼありえない。誰でも努力して試験や選挙を通れば公務員や議員になることができる。シリアやイラクなど内戦が多発する場所では縁故主義や賄賂がまん延し、社会が非効率、あるいは破壊的な道を歩むかを目の当たりにした。公正さや透明さは社会にとって重要なもの。今回の政治改革の議論を見ていて日本がこれからも公正で透明性の高い社会でいられるのかと心配になった。