岸田首相は「こども誰でも通園制度」を試験的に行う千葉・松戸市内の保育所を視察。制度を利用している保護者、保育士と意見交換を行った。岸田首相は視察後、虐待が疑われる子どもなどを受け入れる場合、保育所などへの補助額に加算する方針を示した。こども家庭庁によると、国と自治体が保育所などに出す補助額は1人1時間あたり基本850円。虐待が疑われる要支援家庭の子供を受け入れる場合は400円を加算。また、医療的ケア児など外出困難な子供を受け入れる場合、居宅訪問などより手厚い支援体制作れるよう基本の補助額850円に2400円を加算する。2024年4月1日以降、該当の子どもを受け入れる保育所などにはさかのぼって補助金を支給。子どもを預ける保護者が支払う料金は一律1時間300円。