河野デジタル大臣は昨夜、同じ自民党麻生派の幹部を務める鈴木財務大臣と東京都内で会談した。今年9月までに行われる党の総裁選挙への対応をめぐって意見を交わしたものとみられる。両氏の会談は昨夜、東京都内の料理店で食事をともにしながら、約2時間行われた。自民党麻生派の幹部を務める鈴木氏は、同じ派閥の河野氏と岸田総理大臣らが争った前回3年前の党の総裁選挙では、岸田総理大臣を支持した。関係者によると、会談で河野氏は、前回の経緯も踏まえ、今年9月までに行われる総裁選挙への対応をめぐって意見を交わしたものとみられる。河野氏は、先月下旬には麻生副総裁と会談し、周辺からは総裁選挙への立候補の意欲を伝えたのではないかとの見方が出ている。また先月の記者会見では「立候補の意欲は初当選時の28年前から申し上げている。今は大臣として職務をしっかりまっとうすることが現時点での最優先だ」と述べるなどしている。