自民党の憲法改正実現本部の会合で、岸田総理大臣は、憲法への自衛隊の明記について今月中に論点整理を行うよう指示した。その上で、国民投票を行う際には、自衛隊の明記と緊急事態条項の2つの論点を問いたいという考えを示した。「憲政史上初の国民投票にかけるなら緊急事態条項と合わせて自衛隊の明記も含めて国民の判断をいただくことが重要だ」。そして「国会で3分の2の賛同をどのように得て、国民投票を通じて、どのように実現していくのか、現実論の戦いも重要だ。来年は自民党結党70年の大きな節目を迎える。ぜひ長年の懸案である憲法改正の議論を進めてほしい」と述べた。