台風10号は瀬戸内海を北東に進んでいる。正午には山口県柳井市付近を1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいるとみられる。現在、大雨となっているのは台風本体の雨雲がかかっている四国と九州、台風から離れた近畿や東海、そして関東甲信。特に関東南部では昨夜から大雨になった。これまでの雨で埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、徳島県、愛媛県、福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。また東京都内を流れる目黒川や多摩川水系の野川と仙川に氾濫危険情報が発表されている。今後の見通し。気象庁によると四国ではあすの午前中にかけて、近畿と東海では今夜からあすの午前中にかけて線状降水帯が発生し災害発生の危険度が急激に高まるおそれがある。西日本や台風から離れた東日本でも大雨となる見込み。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、高潮に厳重に警戒するとともに暴風や高波にも警戒するよう呼びかけている。