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「島田晴夫」 のテレビ露出情報

1979年(昭和54年)に放送されたNHK「世界のマジックショー」。登場したのは世界中の舞台で活躍するマジシャン・島田晴夫。燕尾服に身を包み、華麗に操るハト。かと思うと一転して日本の音楽に乗せ、羽織袴姿で和の世界にいざなう。和と洋、どちらも自在のマジック界の元祖二刀流。スケールの大きなその演技に世界中の観客が魅了された。天才少年マジシャン現る。デビューは17歳。昭和30年代、NHKをはじめ数々のテレビ番組に出演。当時の大人気番組「てなもんや三度笠」では、主演の藤田まことたちを煙に巻いた。しかし、そこで満足はしない。夢はショービジネスの本場・米国。昭和40年、海外に渡ることを決意した。当時の思いについて晩年振り返っている。「テクニックなら誰にも負けない」そんな気概を持ってオーストラリア、メキシコそしてヨーロッパへと進出。しかし英国で壁にぶつかった。それまで着たこともなかった着物や扇子など和風の小道具をロンドンで買い集め、日本人であることを生かした演出スタイルを模索した。それまで誰もやったことがないオリジナルの演技をつくり上げ、念願だったマジックの本場・米国へ。1971年、ロサンゼルスの「イッツマジック」というショーに出演。それまで見たこともない東洋のエキゾチックな演技に米国の観客は圧倒された。その翌年、Mr.マリックは島田の演技を見た。
ロサンゼルスにあるマジックの殿堂・マジックキャッスル。島田晴夫はそこにレギュラー出演するようになる。さらに米国を中心に世界中の舞台で活躍。島田が最後にマジックキャッスルの舞台に出演した時の映像を紹介。マジックキャッスルは今もマジシャンにとっては憧れの殿堂。世界的マジシャンの一人、中国のジュリアナチェンは、島田から大きな影響を受けたという。2022年、島田は病気で入院。ジュリアナは病床でも指導を受けた。この映像の10日後、島田は81歳で亡くなった。マジックへの情熱を燃やし続けたまま。今、アジアを中心にプロマジシャンを目指す若い人は大勢いるが、その多くの若い人たちにとって夢・目標はMr.島田。島田は今もアイドル、レジェンドであり続けている。マジックはテレビの普及とともに広まっていった。そしてSNS時代の今、さらにマジックの進化も加速している。世界中のマジシャンにとって憧れともいえる、米国「マジックキャッスル」を舞台にした番組を来月放送する。「世界最高峰のマジック殿堂・マジックキャッスル2024」をBSP4Kでは、11月9日(土)午後9時45分から、NHKBSは11月23日(土)午後9時から放送。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年10月28日放送 11:30 - 11:54 NHK総合
ひるまえほっと(特集)
テレビ放送が始まった1953年(昭和28年)、演芸番組の内容も、それまでの落語や漫才など聴くものに加えて、見て楽しむものが登場した。1954年からスタートした番組「テレビ檜舞台」をはじめ「テレビ百花選」、さらに「テレビ木馬館」など見て楽しむ芸が中心。つまりビジュアル優先。その一つがマジックだった。しかし、テレビを通してマジックを見せるには舞台とは違った難しさ[…続きを読む]

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