16日発表されたスズキの初EV「eビターラ」。この小型SUVの生産はインドで行われ世界戦略車として展開される。トランプ政権の登場により世界的にEV市場は失速・停滞する中でもスズキはコンパクト規格に期待を寄せる。コンパクトな規格をめぐっては今熾烈な争いが起きている。ホンダも先週初の軽乗用EV「N-ONE e:」を発売。日本人が慣れ親しんだ軽規格の投入で市場の活性化を狙う。価格は約270万円~で、1回の充電で295キロ走行できる。また走る蓄電池として使い勝手の良さもアピールする。ただ今後軽EVには強力な対抗馬の登場が予想されている。中国のBYDは2026年後半に軽乗用EVを日本に投入する方針で、スズキの鈴木俊宏社長は、BYDが軽の規格を選んで市場に参入する意味合いはグローバルに見ても非常に大きいと話した。