神奈川県川崎市。住宅街を抜けた先に「川崎市 子ども夢パーク」はある。市の施設で、入場は無料。撮影初日はあいにくの雨で、子どもたちの姿は見当たらない。と思ったら、豪快にウォータースライダーで水たまりに飛び込む子どもたちの姿があった。アリさんを観察する親子連れもいた。雨が止んだ午後、学校帰りの子どもたちで賑やかになってきた。木登りが上手なはるちゃんという女の子に出会った。はるちゃんはお母さんと一緒に隣町からよく来るという。ここで出会って仲良くなったお友達も居る。お母さんも遊び方が制限されないこの公園に満足している様子。子どもたちは虫の死骸を見つけ、埋めてあげようとしたが、まだ生きていたので自然の中に返した。「プレーパーク」は40年ほど前に生まれ、全国に広がっている。子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを尊重する公園。たき火に挑戦する子どもたちもいた。「プレーリーダー」という大人のスタッフのほか、ボランティアで近所の人も子どもたちをサポートしている。夕方、家屋にはいつの間にか10代の子どもが増えてきた。13歳のしょうけいくんは、ここに通うようになって4年になる。泥に魅力を感じたのがここに来始めた理由だという。同じ頃、はるちゃんのお母さんも服を借りて水たまりに飛び込んでいた。はるちゃん親子は3年前からここに通っている。福祉施設で働くはるちゃんのお母さん、「学校がつまらない」と最初にはるちゃんに言われたときは戸惑ったが、ここにはるちゃんを連れてくるようになって、はるちゃんの表情が少しずつ変化してきているのを感じているという。夜9時、閉園時間を迎えた。
住所: 神奈川県川崎市高津区下作延5-30-1
URL: http://yumepark.net/
URL: http://yumepark.net/