4人に1人がコロナ後遺症。専門外来を取材。多摩ファミリークリニックでは朝から多くの患者の姿。お盆明け、新型コロナ患者が増加しているという。大橋院長は「行楽でピークになった後っていうのは少し増える傾向があるので注意してみていく必要がある」。コロナ後遺症も増加。東京感染症対策センター調査によると、後遺症を疑う症状が出た人は約23%、4人に1人が悩まされているという。感染回数が多いほど後遺症リスクも増加。コロナ後遺症の専門外来に来院した52歳の女性患者は約1年前に新型コロナに感染。強い倦怠感、今も後遺症に悩まされている。ヒラハタクリニックでは後遺症患者が多い日で1日70人、3か月先まで予約が埋まっている。平畑院長は「ありとあらゆる臓器にウイルスが潜伏しているといわれている。どこの臓器にどんな症状が出てもおかしくはないというのがこの症状の特徴」。後遺症の主な症状は倦怠感、気分の落ち込み、思考力の低下、頭痛、不眠、息苦しさ、体の痛み、動悸、食欲不振、咳など。ブレインフォグは集中力などの低下を引き起こす症状。40代男性患者の話。女性患者が悩んでいるのが脱毛。コロナ後遺症について、東京都は後遺症に関する専用サイトを開設。受診可能な医療機関のリストや企業や学校向けのリーフレットも掲載。東京iCDC所長・聖マリアンナ医科大学・賀来特任教授は「今でも多くの方が後遺症に悩んでいることを踏まえて、すぐにいつでもモバイルでもアクセス出来るように情報を一元管理して新たにポータルサイトを立ち上げた」。コロナ後遺症に気づくためには?平畑院長は「関連の科で検査を受ける。異常がないと言われたときに初めて後遺症かもしれないなと思っていただくといいと思う」。