備蓄米が放出された後も価格上昇が止まらないコメに買い物客も工夫せざるを得ないという。コメの代わりを探す動きは企業にも。お弁当の大手チェーン「ほっかほっか亭」は「ほんわりと湯気が立ち上るあたたかいお弁当」が店名の由来となっている。去年5月と比べてコメの仕入れ値がなんと4倍に。この事態を受け、東日本の店舗で今月始まった新メニューが、唐揚げやコロッケなどのおかずの隣にナポリタンが入った「ナポリタン弁当」(490円)。コメが使われていない。こうした弁当に利用客は「お米ありきで買いに来ているので、麺を食べるイメージは全く自分の中になかった」「自分は麺もOK。お米がなくなったらあるものを食べればいいかな」などの声が。西日本を中心としたエリアでは、コメの使用を半分ほどに押さえた「とりめし焼きそば弁当」(490円)や、コメを使わないメニュー「大阪粉もんセット」(490円)などを販売しているという。