埼玉・川越の川越氷川神社の風鈴回廊には江戸風鈴約2000個が吊るされている。少ない風でもよく鳴るのが特徴で、参道いっぱいに響きが広がる。日本には江戸風鈴の工房はわずか2か所だけだそうで、今回のスターは東京・台東区の工房で風鈴の音色を生み出している職人の兄弟。兄の篠原孝通さんはガラス作りを、弟の通宏さんは絵付けをそれぞれ担当している。この日は神社に納品する風鈴づくりを行っていて、その数は2700個別あまりに上るという。兄の孝通さんは約1300度のガラスと向き合い、息と遠心力だけを頼りに形と厚みを整える作業はまさに職人ワザ。ガラスに彩りを添えるのが弟の通宏さん。ガラスの内側に絵を描くため順番が逆で、例えばジンベエザメなら輪郭を描く前に目や斑点などの細かい部分を先に描かなければいけないという。2人が風鈴作りの手伝いを始めたのは子どものころで、父・正義さんはキャリア50年の日本を代表する風鈴職人だったそう。父が亡くなって1年。江戸風鈴は世界の人々も魅了していて、体験教室には海外から来た短期留学生らの姿も。きょうもガラスと向き合う兄弟は風を音に変えながら伝統を未来へ繋いでいく。
住所: 埼玉県川越市宮下町2-11-3
URL: http://www.hikawa.or.jp/jinja/
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