ミラノ・コルティナ五輪出場を目指す上田綺加選手について。上田選手がやっている「スキーモ」はスキーと登山が融合した競技。スキー板を履いて雪の斜面を駆け上がり、その後は板を担いで登る。最後は一気に滑り降りてタイムを競う。ミラノ・コルティナ五輪から新しく採用された。上田選手は昨シーズンの世界選手権で日本人選手最高の15位に入った。上田選手は元々東京の大手飲料メーカーで働く会社員だったが、24歳の時に参加した山を走る練習会で現在のコーチの星野和昭さんと出会い、スキーモを勧められたという。上田選手はスキーモの魅力にハマり、大会で好成績を残すようになると、スキーモが新種目になったこともあり五輪への挑戦を決意。7年間勤めた会社を退職したという。上田選手は2年前に前橋市に移住し、県内企業に新たに所属。競技に集中できる環境を整えた。五輪出場には来月のW杯で好成績を残す必要がある。上田選手は体力・持久力の向上に取り組んできた。上田選手は「私だからこそいつからでもチャレンジは遅くないと伝えられると思う」などと話した。
