漬物店の倒産などの件数が過去最多ペース。帝国データバンクによると、小売店向けに漬物を生産・販売する「漬物店」の倒産や廃業は、今年1月から9月までで合わせて26件となり、年間で過去最多となる可能性があるという。消費量が減る一方で、原材料費や人件費が上昇し、店舗代表者の高齢化が進むなど、漬物店をとりまく環境は厳しさを増している。帝国データバンクは「6月から漬物製造が保健所による営業許可制となり、加工所の整備など巨額の設備投資を迫られたことで、リタイアを決断するケースも少なくないとみられる」とコメントしている。