木曜日の国会で北海道・ニセコ町について「ニセコ町ではラーメン1杯2千円、カツ丼3千円、ウニ丼2万円、恐ろしいインバウンド価格だ」と述べた国民民主党・榛葉幹事長。ニセコ町では物価を始め、地価や人件費も高騰が続いていて、ニセコバブルとも呼ばれている。背景にあるのは外国人スキー客の急増。リゾート開発を計画する海外資本も多く押し寄せている。スキー場に隣接する抜群のロケーションに位置し、ニセコ最大級のリゾート施設として去年開業予定だった建物。先月、香港系の開発会社が裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが明らかになった。4年前の着工から全体の3割ほどまで工事が進んでいたが、去年6月頃に作業がストップしたという。負債額は数十億円規模に上るとみられている。帝国データバンク・渡辺部長は「建設の部分で非常にコストがあがっている。ニセコのあの場所に人を集めるとものすごい建設費がかかる。投資が回収できるか考えた時になかなか見合わなくなって開発自体が難しくなったと考えられる」と指摘した。