上高地を代表する景勝地の梓川にかかる河童橋。焼岳が夕陽に染まるとホテルでは儀式が始まる。その日の気温が15度以下の時は、夕方にマントルピースに火が付くが点火式と呼ばれている。静かな所作のなかに絵画のような美しさが。やがて夜の帳がおりる頃にベルの合図はとっておきのディナーの始まり。宿泊者しか利用できないダイニングルームで本格的なディナーをいただく。飛騨牛のフィレ肉にフォアグラをのせてトリュフ入りのソースで仕上げた一品。味の感想に内田はコクがすごく美味しいと答えた。薪に使用された楢材の香りが厳かな焚き火のぬくもりの中に。内田はこの光景にこれだけで至福に感じると語った。またバーでは上高地をイメージして作られたオリジナルカクテルが楽しめる。内田は味の感想に清々しい味と答えたが上高地の山ふんどというぶどうジュース、レモンジュースとザクロのシロップを使っているという。
住所: 長野県松本市安曇