広島市中区の平和大通りでは今年3月に高さ約16mの街路樹が倒れ、車1台のフロントガラスなどが割れたのに続き、8月には高さ約7mの街路樹が倒れているのが見つかった。半年のあいだに倒木が相次いだことを受けて広島市は樹木医に委託し、中区と西区の平和大通り沿いの樹木1769本の再点検を行った。その結果、ただちに倒れる危険性のある樹木はなかったものの、弱って回復が見込めない樹木が13本確認され、今月中に伐採を行うことになった。また幹の一部にシロアリの食害のあとや空洞や腐食の可能性がある樹木が27本確認され、経過を観察し詳細な調査をしたうえで必要な措置を行うという。広島市は樹木の健全な育成を目指し、引き続き適切な維持管理に取り組むとしている。
住所: 広島県広島市