2025年開業のジャングリアは、沖縄・名護市と今帰仁村にまたがるゴルフ場の跡地の約60ヘクタールに作られる。コンセプトは「パワーバカンス!!」で大自然のエネルギーを全身で感じる体験ができるという。旅行・航空アナリストの鳥海さんは「那覇空港から4時間以内のアジア地域に多くの人が住んでいて、外国人観光客と日本人旅行者共に沖縄を訪れるきっかけになる」と解説した。沖縄は空港が南にあることもあり、観光地が南側に集中しているため、1日体験できる施設としてジャングリアができることで北部に一泊する需要を喚起して活性化が見込めるという。レジャーコンダクター・杉崎さんは「ジャングリアを手掛ける株式会社刀はマーケティングの力で会社などを再生させるということをやってきたが、今回1から自社で担うということで期待している」と話した。株式会社刀はテーマパークのプロ集団で、おととし埼玉・西武園ゆうえんちをタイムスリップしたような施設にリニューアルしたり、森岡毅CEOは過去にユニバーサル・スタジオ・ジャパンも立て直したことで知られている。60ヘクタールの予定のジャングリアだが、ゴルフ場跡地は120ヘクタールあり半分ほど土地を残している。開業後にニーズなどを把握し、パークの拡張やリゾート開発などの活用ができるという。経済ジャーナリスト・渋谷さんは初年度の売上高が1500億円を超えることを予想していて、観光業や運輸業も含めた経済効果は2000億円を超えると予想している。膨大な数の従業員が必要で、フレンドリーで上質な接客がパークの満足度を左右するため人材確保がカギになる、と渋谷さんは解説している。レジの無人化や無人運転化など、ITの力を利用して従業員が接客に集中できる環境づくりが必要だという。ジャングリアは2025年夏開業予定。
住所: 沖縄県字摩文仁577