京都市の四条通から三条通を縦に結ぶ寺町京極商店街に不思議な鳥居があるという。目撃した人に話を聞くと「突き抜けられるような」「鳥居が合体している」などと話していた。商店街を探してみると、一見、よくある石の鳥居だが、何と、鳥居の上の部分がビルの壁にぴったりとくっついていた。何とも奇妙な光景だが、追跡するとまさかの原因にたどり着いた。鳥居が接触しているビルの2階はどうなっているのか見せてもらうと。何と、鳥居の先端が壁を突き破り室内に飛び出していた。ここは占いのお店「千里眼」。飛び出る鳥居のおかげで思わぬご利益があったという。占いだけでなく、ご利益も得られるとお客に大好評なんだとか。それにしても、なぜ鳥居がビルの壁を突き破ることになったのか。1587年に現在の場所に移った鳥居を管理する錦天満宮に話を聞くと明治時代に入り区画整理で参道の両脇の土地を手放した。その際、鳥居の上の部分を考えず柱の位置で土地を手放してしまったためビルが建つことが決まった時に問題が発覚した。話し合いの結果鳥居を削るのではなくビルに刺さった形で残すことになった。その根底にあったのは「鳥居を壊すなんて考えられない」などという京都ならではの鳥居ファーストな心意気が全国でも珍しい不思議な鳥居を生んだという。
住所: 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
URL: http://www.heianjingu.or.jp/
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