熊本地震の発生から今月で10年。この10年間、熊本城では復旧が進んでいる。熊本城の天守閣は戦後の建物で、いわば再建天守。熊本地震後、新たな地震対策を取り入れたうえで2021年から再び内部の見学ができるようになった。天守閣は復興のシンボルとしていち早く復旧が進められた。江戸時代から伝わる天守は現存天守と呼ばれ、木造建造物で世界遺産に登録される姫路城など全国に12か所ある。現存天守は貴重な文化財であるため、それに見合った地震対策が求められる。彦根城天守は震度6以上で倒壊のおそれがあると診断され、2023年度から翌年度にかけて耐震工事が行われた。再建された天守の地震対策は全く別の課題があり、老朽化を理由に内部公開を取りやめたお城もある。広島・中区の広島城は原爆で東海市、鉄筋コンクリートで再建された。再建天守の多くは戦後に再建され、は復興のシンボルの側面もあり、コンクリートの老朽化に直面している。いまの建物を維持し耐震増強・改修、今の建物を解体して新たな天守にするなど対策が考えられる。岡山城は見せる補強を行った。広島城閉場後の方針について、広島市の検討会議では木造復元が最有力。課題は、解体・再建時に石垣を傷めない工事ができるかどうか。木造復元なら完成は最短2049年度。
