日本刀の”玉鋼”作る 唯一の女性職人。かつて女人禁制と言われた職場。3人の子育てをする母でもある。東京・青梅市にある仕事場「平田鍛刀場」を取材。平田のどかさんは代表兼職人で、玉鋼という原料を作っているという。日本が世界に誇る工芸品、日本刀。玉鋼の原料は砂鉄と木炭。これそ炉で熱し、不純物を取り除き炭と砂鉄を入れる。この作業を繰り返すのだが、実にハード。12時間、火の前に立って炭と砂鉄を入れ続ける工程をやるという。長時間かけ純度の高い鋼、玉鋼が完成。それを刀鍛冶である夫・祐平さんが鍛え、日本刀や包丁といった刃物が出来上がる。平田さん夫婦は、刀鍛冶の言葉で「鉄が8割よかったら刀は8割できたようなもの」で、「子育てとそっくり」という話をよくするという。のどかさんは母としての経験が上質な玉鋼作りに繋がっているという。なぜ女性で玉鋼を作る職人がいないかについて。そこには伝統文化ならではの壁があった。
住所: 東京都青梅市二俣尾4-1209
URL: https://www.hiratatantoujou.com/
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