2025年3月23日放送 12:00 - 12:54 テレビ東京

職人たちのチカラ飯

出演者
ヒロミ みりちゃむ 
(職人たちのチカラ飯)
日本で唯一の女性?職人

車に乗り込み、職場に向かう女性(平田のどかさん)。車中ではユーミンの「ルージュの伝言」を聴いていた。昭和の曲の方が気合が入るのだという。東京・青梅の緑に囲まれた職場に到着。包丁の原料を作る職人だという。

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ルージュの伝言松任谷由実青梅(東京)
(オープニング)
オープニング

番組趣旨の説明。ひとことで言うとプロテインバラエティ。職人たちがどんなチカラ飯を食べて日々頑張っているかに迫る。

(職人たちのチカラ飯)
日本で唯一の女性玉鋼職人 12時間 炎の前に立つ職人のチカラ飯

先ほどの女性の職人(平田のどかさん)のVTRの続き。青梅市の平田鍛刀場。木炭を大きな筒状の炉に入れて燃やしている。温度は1200℃まで上がるのだという。砂鉄を入れ、さらに木炭を入れる。玉鋼を作っている。玉鋼とは、日本刀の材料となる合金で、強くしなやかで錆びにくい性質がある。1200℃の炉で砂鉄と木炭を熱で溶かして融合させて作る。1000年以上続く「たたら製鉄」という伝統の業。のどかさんは日本で唯一の女性玉鋼職人。のどかさんの玉鋼を包丁に仕上げるのはご主人の平田祐平さん。祐平さんは刀の名産地・岡山で修行した刀鍛冶職人。日本の伝統を受け継ぐ包丁は、100年使えるほどの頑丈さを供えており、予約は2年以上先まで埋まっている。ノロ(不純物)が溜まると玉鋼の純度が低くなってしまう。強い玉鋼を作るため、1200℃の炎の前で12時間つきっきりでノロを取り除き続けなければならない。スタジオのヒロミは「相槌を打つ」「折り紙つき」「切羽詰まる」など鍛冶職人由来の言葉はたくさんあるということを話した。

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平田鍛刀場青梅(東京)

のどかさん(26)の作業場に、長男(7)と次男(5)が遊びに来た。他に長女(4)もいる3児のママ。食事を持って旦那さん(祐平さん)のご両親が駆けつけてくれた模様。ご両親は秋田出身ということで、きりたんぽ鍋を用意してくれた。鶏ガラ出汁の醤油ベース味。のどかさんは祐平さんとともにきりたんぽ鍋で一息ついた。作業再開。玉鋼完成までまだ8時間ある。木炭を継ぎ足して温度を保つ。のどかさんが職人を続ける理由。女性が刀造りに携わることに否定的な声もあったが、祐平さんがずっと支えてくれた。見返してやりたいという思いがあるのだという。祐平さんがかつて修行をしていた岡山県の仕事場は、仕事場を公開していて、そこで2人は出会った。のどかさんは岡山県生まれ。祐平さんは18歳ののどかさんが刀を打つ姿に一目惚れした。のどかさんは20歳のとき、ご主人の独立を機に自らも職人の道へ進んだ。

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きりたんぽ鍋平田鍛刀場青梅(東京)

玉鋼の作業中、ご近所さんがイノシシ鍋や山鳥鍋を差し入れしてくれた。材料はご近所さんが自ら狩猟をしてくれたものだという。東京都のイノシシ推定生息数は1,110頭。しかし、のどかさんたちはノロ除去の作業などで現場を離れるタイミングがない。完成まで3時間。ノロがうまく取り除けないというトラブルが発生した。器具の形状を調整し、無事ノロの除去に成功した。ここで再びチカラ飯。先ほど鍋を持ってきてくれたご近所さんは、4時間ほど待ち続けていた。鍋を食べ、のどかさんは「幸せの極み」などと話した。

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しし鍋山鳥鍋平田鍛刀場東京都青梅(東京)

作業開始から12時間経過。玉鋼の完成が近づいていた。鎖を引いて炉を持ち上げ、溜まっていた玉鋼を取り出した。これが2年半待ちの包丁へと加工されていく。

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平田鍛刀場青梅(東京)
除雪職人 ホワイトインパルス 絶対失敗できない!緊張の除雪作業

続いての職人は上町春弥さん(24)。午前4時半、車で職場へ向かう。既婚で、妻の実家で暮らしている。上町さんは津軽弁で妻との馴れ初めについて話してくれた。上町さんは青森空港の除雪職人。青森空港は日本一の豪雪空港。大雪の中、作業の様子を伊丹空港に向かう乗客が離発着が遅れてしまうことを心配しながら見つめていた。予定通りの運航には走行可能な滑走路の確保が絶対条件。しかし、除雪に許された時間は離発着の合間のわずか40分。雪が残れば事故につながる超難ミッションに日夜挑む職人集団が、青森空港専属除雪隊(ホワイトインパルス)。上町さんは今年から滑走路の除雪車に乗り始めた駆け出し職人。伊丹空港行きの飛行機は無事定刻で出発した。雪のたまり具合でいつ除雪指示が出るかわからないホワイトインパルスは、空港内の待機所に常にスタンバイしている。ホワイトインパルスは高度なテクニックと連携で、過去38年間、滑走路積雪による欠航0回という結果を残している。仕事の後、上町さんは除雪車の指導をしてもらっていた先輩に連れられてとある飲食店へ。食したのは「みそカレー牛乳ラーメン」。1970年代に青森市で発祥した市民のソウルフード。

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みそカレー牛乳ラーメン大阪国際空港日本航空青森市(青森)青森空港
除雪職人 ホワイトインパルス 大寒波到来!定時運行できるのか!?

2月中旬、大寒波が到来した青森空港。日の出前から除雪作業が始まる。暗い滑走路での作業はより正確性が求められる。この日はその後も、ホワイトインパルスが何度も呼び出された。大型除雪車に乗るため、上町さんは今年1月に牽引免許を取得したばかり。隊員たちには農家や鳶職、板金工などの本業があり、仕事ができない冬の間にホワイトインパルスを兼業している。待機中、青森空港内の調理場で隊員たちが何かを作り始めた。完成したのは「ブタもつ鍋」。チーム力を強めるもつ鍋。午後9時45分、除雪作業が終了した後、先輩(工藤さん)は上町さんにホットサンド(クドパン)をごちそうしてくれた。

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ブタもつ鍋青森市(青森)青森空港
チカラ飯ダービー 超技術コマ 町工場職人 プライドをかけた大会

技術大国日本を支える職人の技。薄さ0.001ミリを競うカンナ削り大会や、天候で結果が左右する溶接技術の大会など、職人の技を競う様々な大会がある。全日本製造業コマ大戦では、様々な製造業の職人が、自作のコマで対決する。2012年に初開催され、韓国・タイ・インドネシアなどで世界大会も開催された。これから、この大会に出場する3人を紹介する。誰が一番勝ち進むのか、チカラ飯を参考に勝者を予想しよう。まずは東京都大田区の研磨加工業(神代工業)。ここでは電車の連結シャフトなどを旋盤で研磨している。職人歴6年の皆方僚太さん(26)が大会に出場する。旋盤技術で表面を磨き上げたコマ。皆方さんのチカラ飯は、「母の手作りカレー」。ジャガイモ多め。出場のキッカケは、社長でもある母からのすすめ。職人の技術を少しでも高めてほしいという思いを胸に優勝を狙う。

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カレー全日本製造業コマ大戦大田区(東京)神代工業

埼玉県草加市の浅井製作所では、二足歩行ロボットなどに使う極小ネジを製作している。ネジ職人歴40年の大ベテラン、浅井英夫さん(58)が大会に出場する。金属の細かい造形にこだわったコマを使う。ミクロン単位で先端を調節し、回転が長く続くようにしている。浅井さんのチカラ飯は、「自家製 讃岐うどん入り鍋」。鶏肉の出汁たっぷり。

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全日本製造業コマ大戦浅井製作所草加市(埼玉)讃岐うどん入り鍋

神奈川県横浜市の関東精密では、半導体製造装置・機械装置部品の金型を製作している。金型職人歴25年の杉田勇さんが大会に出場する。準優勝は過去5~6回しているという。緻密な金型製作技術で作成したコマを使う。杉田さんのチカラ飯は、「ステーキ」。450gのアンガスビーフ。

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ステーキ全日本製造業コマ大戦横浜市(神奈川)関東精密

スタジオトーク。一番勝ち進む職人について、ヒロミは杉田さん、みりちゃむは浅井さんを予想した。

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全日本製造業コマ大戦

大会は全国から集まった22名が参戦。最後まで回ったコマが勝利となる、2本先取のトーナメント。皆方さんは初戦敗退。浅井さんと杉田さんは初戦突破した。2回戦は浅井さんと杉田さんの対決となった。

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全日本製造業コマ大戦

浅井さんと杉田さんの直接対決は、杉田さんが勝利した。ヒロミの予想が的中した形。しかし杉田さんは優勝とはならなかった。優勝した男性にチカラ飯(昨夜食べたもの)を聞いてみると、「ひじきの煮物」という回答が得られた。

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ひじきの煮物全日本製造業コマ大戦
(エンディング)
エンディングトーク

ヒロミにチカラ飯(きょう何を食べる予定か)を聞いた。ヒロミは「ママの豚汁」と回答した。

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豚汁
TVer U-NEXTで配信!

「職人たちのチカラ飯」はTVerとU-NEXTで配信する。

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TVerU-NEXT

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