長崎原爆の日の8月9日に開かれる平和祈念式典について、長崎市はガザ攻撃を続けるイスラエルを招待しないことを決めた。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを平和祈念式典に招待するかについて、長崎市はこれまで不測の事態発生のリスクを理由に判断を保留していた。きのうまでにリスクへの懸念に変わりはないとして、市はイスラエルを招待しないことを決定し、イスラエル側にも意向を伝えたという。長崎市の鈴木市長は「式典を平穏かつ厳粛な雰囲気で円滑に行うため」と説明している。イスラエルの式典への招待をめぐっては、広島市は「招待」していて、長崎と広島、2つの被爆地で対応が分かれた形となった。