昭和20年8月6日、約600メートル上空で原子爆弾が炸裂。3000度を超える熱と爆風で建物の中にいた人は全員亡くなった。奇跡的に倒壊を免れた建物は今もその姿を保ち続けている。原爆の惨状を伝える建物は平成8年、世界文化遺産に登録された。原爆資料館の元館長・原田浩さんは世界遺産登録に向けた活動に力を注いだ。原田さんは「人類史上最初の核爆発によってこれほどの破壊力を示す。そしてそのことを二度と繰り返してはいけないというメッセージを原爆ドームは発信している。」などと話した。原爆ドームは物言わぬ証人として核兵器廃絶と平和への願いを発信し続けている。
住所: 広島県広島市中区大手町1-10