広島局から。国道沿いで”笑い””泣き” サルの看板 どんな意味?看板があるのは国道沿い。この日は泣いた顔をしたサル。泣き顔の理由は?看板のあるビルのオーナーの松本さんによると「前日の広島県の交通死亡事故」を表しているという。松本さんが手作りした看板の表情は3種類。前日に交通死亡事故がなければ笑った顔、亡くなった人がいた場合は泣いた顔、未成年・70歳以上が死亡した場合は怒った顔になる。亡くなった人がいたかどうかは毎朝県警察本部へ問い合わせている。看板の取り替え作業は松本さん1人で行っている。看板を設置したのは20年前、松本さんが小学校のPTAに参加し子どもが巻き込まれる事故の多さに胸を痛めたことがきかっけ。自社ビルの看板で交通安全を呼びかけることを思いついた。松本さんはサルにした理由はその年が申年だったからなどと話した。松本さんはカレンダーにも記録を残してきた。始めたのは2004年。県内の交通事故による死者はピーク時からは減っているものの無くなることはない。松本さんは1件でも減ることを願って今後も看板で交通安全を呼びかけていくつもりだという。