自民総裁選に現在立候補しているのは小林氏のみで不正への対応や政策活動費の透明化を主張している。自民党では計11人が出馬するものとみられている。総裁選は国会議員票367票と党員・党友票367票で投票を行い、過半数に届かなければ上位2人で決選投票を行って勝敗を決める仕組みとなっている。政治部の川西全氏は15日という長い選挙期間について、「THE MATCH」という文言で真剣勝負を演出しようとしていると紹介。地方遊説や討論会で候補者の主張を伝えることを目的としているが、総裁選を長く伸ばすことで露出を増やしたい狙いがあるとみられる。岸田総理が不出馬を表明する背景には総選挙で自民党を勝たせるための戦略との見方もあり、思惑含みの総裁選となっていると指摘。また、総裁選の日程は立憲民主の代表選を経由して行われることとなる。秋には臨時国会も行われ、その後の10月27日には岩手選挙区で広瀬氏の辞職に伴う補欠選挙も行われ、この近辺で投票が行われるものとみられている。川西氏は新しい総裁で勢いをつけて解散するものとみられるが、勝者次第で展開が変わる可能性はあるとみている。