東京・府中市で二度と聴いてほしくないと願って放送されるラジオ番組がある。月に一度生放送されるこの番組は府中刑務所の受刑者向けのものだそう。2006年に開始し、ことしで放送は通算200回を迎えた。制作しているのはディレクターの岩松真也さんとパーソナリティーの長谷川理沙さんで、番組誕生から携わってきたそう。番組のきっかけは受刑者に社会との繋がりを感じさせようと刑務所から依頼されたことで、番組内容について悩んで出した結論はリクエスト中心の歌番組だった。長谷川さんは自分のメッセージが読まれたという喜びや肯定感があがることなどは受刑者にとって実りある番組になっているのではないかなどと話した。