現在、東京では都議会議員の補欠選挙が行われている。連日「ポスト岸田」の候補が多く応援に駆けつけているが、自民党の派閥の裏金事件に対する批判にさらされている。河野デジタル大臣は一部聴衆から飛んだヤジに反応。「輩」という言葉を使ったことについて翌日、河野氏が「言葉の選び方は慎重にしなきゃいけない」などとコメントした。一方、八王子では昨日、石破元幹事長と小林鷹之前経済安全保障担当大臣が応援に駆けつけたが、演説は集会所の中で非公開で行われた。八王子は裏金事件を受け、役職停止処分を受けている萩生田前政調会長の地元。公の場での演説がないのは、事件への批判が飛ぶことを恐れたためではないかともささやかれているが、「ポスト岸田」にとってはもどかしい展開が続いている。