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「廃船」 のテレビ露出情報

幻の天才画家・不染鉄は才能を持ちながらも没後40年の展覧会で脚光を浴びるまでほとんど知られることがなかった。1891年、東京・小石川の寺の住職の子として生まれたが、当時は僧侶が妻を持つことは認められておらず、父は息子の素性を伏せた。芝中学に進学するも放校になり好き勝手暮らしたいという思いから画家を志す。1914年に日本美術院の研究会員となり「暮色有情」「月夜」などを描いた。孤独・不安から身を持ち崩し花街で知り合った女性と結婚した。3年漁師をした後、1918年に画家になるため京都市立絵画専門学校に入学した。日本画の基礎を学び翌年、帝展で初入選した。「山海図絵(伊豆の追憶)」は34歳の時の大作。1927年に奈良県生駒に居を移し気ままに絵を描いて暮らした。1958年に妻が他界すると神秘的な海の情景を描くようになった。1962年に奈良市内に転居。純真無垢な心の持ち主こそ美しい絵が描けると信じ自己と対峙し続け「いちょう」「落葉浄土」などを描いた。享年84。

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