備蓄米を納入できなかったとして農水省から違約金を求められている集荷業者が苦しい現状を明かした。備蓄米は生産者や集荷業者などが政府と契約した数量を期日までに納品する。しかし去年、様々な業者が備蓄米よりも高い価格で米を買い取ると生産者に持ちかけたため集荷業者は契約した数量を集められず政府に納めることができなくなったという。契約した去年2月時点の備蓄米の価格は玄米およそ60キロに相当する1俵当たり1万3000円から4000円。収穫を迎えた時期には取引価格が大きく上昇していた。農水省によると契約した数量の備蓄米を納入しなかったのは7つの業者。農水省は業者に違約金の支払いを求めている。