トランプ関税に日本はどう立ち向かうのか。あさってからアメリカとの交渉が始まるが、政府内にはあえて時間をかける戦略もあるという。アメリカの貿易赤字減の方法のひとつはアメリカからモノを買うこと。交渉カード案はアラスカ産の液化天然ガス事業への協力、防衛装備品の購入拡大などがあるが、石破総理は軽々にカードを切るものではないという答弁を続けた。石破総理が踏み込んだのは非関税障壁。アメリカが考える日本の外国貿易障壁報告書では、自動車のEV補助金制度や日本独自の急速充電の規格がアメリカ車を締め出す要因であると、またコメの輸入・流通システムも問題視されている。難しい点は、アメリカが日本に何を求めるつもりなのかが不明なこと。受け身な交渉にならざるをえないので、日本が先にカードを切りすぎることは良くないという。国会では為替が焦点になることについての質問も出た。赤沢亮正経済再生担当大臣は明日アメリカへ出発。