御嶽山のふもと、長野県木曽町の白菜農家の中田さんを訪ねた本田剛文。広大な白菜畑で12万個以上の白菜を生産している。収穫は午前3時からということで、本田が訪ねたときにはこの日の収穫はもうj終わっていた。本田は午前3時に改めて畑を訪れた。標高は約1,000m、夏でも涼しい気候が甘い白菜を育てるヒミツ。夜の気温が低いと呼吸が抑制され、糖が失われず甘く育つ。白菜を切って収穫時期かどうかを見極めた上で、手作業で収穫していく。甘さを損なわないよう、気温が低い早朝に収穫を終える。この日は収穫後、種まきも行った。木曽の夏白菜は種まきから収穫までは約60日と短時間で育つ。絶え間なく出荷できるよう、収穫と並行して種まきも行っている。木曽の白菜は種を直接畑にまく。そうすることで根が地中深くまで伸びるため、より多くの水分を吸収してみずみずしくシャキッとした食感につながる。発芽しない可能性や生育にばらつきがあるため、種は1箇所に2つまく。2つとも発芽したら1つを間引く。中腰で1日あたり約2,000本も間引くのはかなりの重労働。中田さんの長男も手伝っている。