水俣病被害者団体などとの懇談でのマイクオフ問題を受けて、8日から行われていた再懇談が終了した。伊藤環境大臣はきのう、鹿児島・獅子島と熊本・天草市・御所浦町を相次いで訪れ、時間制限を設けずに水俣病の被害者団体などと面会した。団体側は、離島で暮らす被害者らへの支援の拡充などを訴えたが、環境省は見直しも含めて考えるとの回答にとどまった。5月の熊本県でのマイクオフ問題を受け3日にわたって設定された再懇談は昨日が最終日となった。伊藤環境大臣は「信頼関係をさらに深めて力を合わせて、水俣病問題の解決の方向に前進したい」と述べた。新潟県の懇談は来週予定されている。