徳島県内では日本で唯一、電気で動く電車が走っていない。徳島ではパンタグラフが屋根についていない車両。沖縄県には鉄道はないが、沖縄都市モノレールという電車がある。明治から大正にかけて徳島県内では民間の力で鉄道が次々と作られた。中には電車を走らせようとした人たちもいた。明治44年、国に路線計画図が提出され、認可も下りた。ただ当時電気の需要が急速に拡大。徳島の電力会社では十分な電力を供給できず電車の計画は幻と消えてしまった。大正5年、電車ではなく蒸気機関車での営業を開始。昭和8年に国に買収される。その翌年には国家事業で吉野川に鉄橋が架けられ、今なお一部に受け継がれ徳島と鳴門を結んでいる。徳島大学・奥嶋政嗣教授は徳島ならではの事情があると指摘。全国に誇る大河川・吉野川に橋を架けるのに巨額の費用がかかり、費用がなくなったのが原因ではないかと指摘する。JR四国は2025年の末から現在の車両に変わり、ハイブリッド式ローカル車両を四国に導入することを予定している。
住所: 徳島県徳島市新蔵町2-24
URL: http://www.tokushima-u.ac.jp/
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