お祭りでなぜお麺が売られているのかという疑問を口にする。これは誰だかわからなくなってはっちゃけるためだという。民俗学などの専門家である斗鬼正一名誉教授は「お面の歴史は縄文時代にまで遡る」とし、かつては田植えなどの時期には神が訪れるとされていたが、神の姿は実際に見えないため誰かにお面をかぶせて神に見立てていた。さらに散楽という大衆芸能が日本に入ってきたことで、ここから能や狂言が発展。200種以上の面が発展した。ただこういった能や狂言は貴族の楽しみで、一般市民には馴染みがなかった。これが江戸時代に徳川吉宗が行った「享保の改革」により贅沢禁止が言い渡され、ガス抜きのために花見などが奨励された。この時花見ではしゃげるようにお面が流行。さらに江戸後期には目鬘という顔半分を隠すお面が流行。これらがお祭りで販売されるようになったという。お面は張り子製が主流だったが昭和に入りセルロイド製が主流になっった。ちなみにお面をかぶりはしゃぐというのはイタリアの「ベネチアカーニバル」でも行われている。
お面は日々進化しており、3Dプリンターなどによるリアルすぎるお面がある。番組スタッフの1人がリアルすぎるお面をかぶって収録に参加した。
お面は日々進化しており、3Dプリンターなどによるリアルすぎるお面がある。番組スタッフの1人がリアルすぎるお面をかぶって収録に参加した。