高血圧の治療が必要な人は、国内でおよそ4300万人に上ると推計されており、都内の病院には、後期高齢者に当たる男性が診察に訪れていた。そんな中、日本高血圧学会が6年ぶりに改訂した治療のガイドラインによると、高血圧と診断する基準の値はこれまでと変わらず、最高血圧140以上、最低血圧90以上。一方、今回新たに治療の目標とする値については、75歳以上の患者で最高血圧130未満、最低血圧80未満と、これまでより10ずつ引き下げた。背景にあるのが、血圧を巡る最新の研究結果。高齢であっても、血圧を下げることで、脳卒中などの予防につながると、国内外で報告されている。ガイドラインでは、具体的なデータをあげていて、最高血圧130未満を目標に治療すると、脳卒中や心臓病のリスクが17%下がるとしている。きょう発行された新たなガイドラインでは新たに「管理」という言葉盛り込まれたと日本高血圧学会理事の市原淳弘教授は説明した。
血圧を下げるための具体的な対策をガイドラインから見てみると、まず食生活では食塩の摂取量を1日6グラム未満としている。また、カリウムを含む食品を積極的に食べることを挙げ、野菜や果物、低脂肪牛乳や乳製品などを組み合わせて摂取することを提案している。運動ではウォーキングなどの、毎日30分以上の有酸素運動に加え、筋力トレーニングを行うこと。それに、家庭で血圧を測定し、アプリを使って管理することなどを推奨している。医療現場では、対象となる75歳以上の患者だけでなく、近い年齢の患者にもガイドラインの内容を周知し、対策を呼びかけている。日本高血圧学会理事の市原淳弘教授は「高血圧を放置すると非常に恐ろしい病気が待ち構えている。生活習慣の改善をスタートしてほしい」と呼びかけた。
血圧を下げるための具体的な対策をガイドラインから見てみると、まず食生活では食塩の摂取量を1日6グラム未満としている。また、カリウムを含む食品を積極的に食べることを挙げ、野菜や果物、低脂肪牛乳や乳製品などを組み合わせて摂取することを提案している。運動ではウォーキングなどの、毎日30分以上の有酸素運動に加え、筋力トレーニングを行うこと。それに、家庭で血圧を測定し、アプリを使って管理することなどを推奨している。医療現場では、対象となる75歳以上の患者だけでなく、近い年齢の患者にもガイドラインの内容を周知し、対策を呼びかけている。日本高血圧学会理事の市原淳弘教授は「高血圧を放置すると非常に恐ろしい病気が待ち構えている。生活習慣の改善をスタートしてほしい」と呼びかけた。
