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原材料価格の高騰などを背景に、来月値上げされる食品は去年の同じ月に比べ0.6%多い1422品目に上ることが帝国データバンクの調査で分かった。品目の数が前年を上回るのは9か月連続となる。最も多いのが、ソースやマヨネーズなどの調味料で427品目、次いで、冷凍食品などの加工食品が338品目、菓子が291品目などとなっている。食品メーカーがことし11月までに値上げすると公表した食品は2万品目を超え、去年1年間の実績を6割上回っている。かつては物価の優等生ともいわれた卵もJA全農たまごの東京地区の今月の平均価格は1キロ当たり310円と10か月連続で前年の同じ月より値上がりした。ことしの初めにかけて発生した鳥インフルエンザの影響が続いているという。また野菜の価格には、高温などが影響を及ぼしている。農林水産省は、来月の主な野菜の価格見通しを公表。トマト、ピーマン、ねぎは1か月を通じて、レタスは来月前半、過去5年の平均より3割以上高くなるという見通しを示している。まただいこん、ほうれんそう、きゅうり、なすは、1か月を通じて1割から3割ほど高くなる見通しだとしている。
食品だけではなく電力大手10社の発表によると、来月使用し、次の月に請求される電気料金は、使用量が平均的な家庭で、各社とも値上がりする。東京電力は65円、関西電力は104円上がる。都市ガスの料金も大手4社すべてで値上がりする。値上がりの主な理由は、政府の補助金が減ってしまうためだ。家計への影響は数字にも表れている。総務省が発表した東京23区の今月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた総合の速報値で110.6となり、去年の同じ月より2.5%上昇した。止まらない食品などの値上がり、影響の長期化が懸念されている。
物価高対策、政治では議論が進んでいるとは言いがたいのが現状だ。唯一、具体的に進んでると言っていいのは、ガソリン税の暫定税率の話。年内に廃止するため与野党6党が合意して、きのうも実務者の会合が開かれた。ただ暫定税率を廃止することによって、国や地方の税収が減るためその分の財源をどう確保するのかを巡って意見の隔たりが埋まっていない。一方自民、公明両党が掲げていた2万円の現金給付は、選挙のあとも制度設計というのは進んでいない。加えて、野党側からはこの給付に否定的な意見も出ており、少数与党となった国会で実施するための予算案が提出されたとしても、どうなるのかというのは見通せない。また野党の多くが掲げていた消費税率の引き下げや廃止も対象税率の違いがあり1つの案にまとめようという議論が進んでいる状況ではなく、いずれも時期的なメドというのは立っていない。こうした混乱は政権与党の先行きがはっきりしないと進めるのは難しいという。秋に召集される予定の臨時国会では「物価高対策」が大きな論点となるが、国民生活をきちんと直視した議論を通じて、早く結論を出してもらいたいというのが、多くの国民の意見ではないか。
高血圧の治療が必要な人は、国内でおよそ4300万人に上ると推計されており、都内の病院には、後期高齢者に当たる男性が診察に訪れていた。そんな中、日本高血圧学会が6年ぶりに改訂した治療のガイドラインによると、高血圧と診断する基準の値はこれまでと変わらず、最高血圧140以上、最低血圧90以上。一方、今回新たに治療の目標とする値については、75歳以上の患者で最高血圧130未満、最低血圧80未満と、これまでより10ずつ引き下げた。背景にあるのが、血圧を巡る最新の研究結果。高齢であっても、血圧を下げることで、脳卒中などの予防につながると、国内外で報告されている。ガイドラインでは、具体的なデータをあげていて、最高血圧130未満を目標に治療すると、脳卒中や心臓病のリスクが17%下がるとしている。きょう発行された新たなガイドラインでは新たに「管理」という言葉盛り込まれたと日本高血圧学会理事の市原淳弘教授は説明した。
血圧を下げるための具体的な対策をガイドラインから見てみると、まず食生活では食塩の摂取量を1日6グラム未満としている。また、カリウムを含む食品を積極的に食べることを挙げ、野菜や果物、低脂肪牛乳や乳製品などを組み合わせて摂取することを提案している。運動ではウォーキングなどの、毎日30分以上の有酸素運動に加え、筋力トレーニングを行うこと。それに、家庭で血圧を測定し、アプリを使って管理することなどを推奨している。医療現場では、対象となる75歳以上の患者だけでなく、近い年齢の患者にもガイドラインの内容を周知し、対策を呼びかけている。日本高血圧学会理事の市原淳弘教授は「高血圧を放置すると非常に恐ろしい病気が待ち構えている。生活習慣の改善をスタートしてほしい」と呼びかけた。
日本高血圧学会から今回出されたガイドラインでは、高血圧の人の血圧を下げるための具体的な対策というのも示されている。まず食塩の摂取量は1日6グラム未満に、カリウムを含む食品を積極的に摂るようにする、有酸素運動を30分以上に加えて筋力トレーニングを行う、家庭で血圧を測定してアプリで管理するのがいいということが載せられている。ただ高血圧の専門家である市原淳弘教授は「血圧を下げると、ふらついたり、めまいがしたりする人もいるので、体調とか症状を見ながら、段階的にどこまで下げていくべきか、主治医と相談して決めてほしい」と言うことも話している。
日本維新の会の石井章参議院議員は、国から支払われる公設秘書の給与をだまし取っていた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていることを受けて、議員辞職する意向を明らかにした。
現在のストーカー規制法では、付きまといなどの行為があった際、警察は、被害者からの申し出を受けて、行為をやめるよう、加害者に警告できると定めている。警告によって、加害者が行為をやめるケースもある一方、被害者が報復をおそれるなどして申し出をためらうことも多い。こうした状況を踏まえ、警察庁は被害者からの申し出がなくても、被害に遭うおそれがあると判断すれば、職権で警告できるようにする法改正を検討する。また荷物に取り付ける紛失防止タグを使って、居場所を把握されたという相談も増加しているということで、こうした製品を悪用し、相手の同意を得ずに位置情報を特定する行為についても、規制の対象とする方針だ。
再生可能エネルギーの拡大に向けた国の重点的な整備計画の第1弾として、秋田県と千葉県の沖合で計画されていた洋上風力発電について、事業の中心的な役割を担ってきた三菱商事はおととい、コストの大幅な増加を理由に撤退すると発表した。これについて武藤経済産業大臣は地元の意向を踏まえたうえで再公募を速やかに検討する考えを示した。一方、三菱商事を中心とする事業体が、ほかの事業者より大幅に安い売電価格を提示して、落札したことに関して、公募のルールに問題があるのではないかと問われたのに対し、武藤大臣は「事業者を選定した私たちも重く受け止めている。撤退に至った要因を検証していく」とルールの見直しも含め検討する考えを示した。
防衛省は来年度予算案の概算要求で、過去最大の8兆8454億円を求めることを決めた。重点施策では、ドローンなどの無人機を、陸海空域に大量に配備して沿岸を守る「SHIELD」と呼ばれる防衛体制の構築に向け1287億円、敵の射程圏外から攻撃するスタンドオフ防衛能力の強化に1兆246億円を計上し、極超音速誘導弾の量産に来年度から着手する。また自衛官の処遇や勤務環境などを改善する費用として7658億円を盛り込み、手当の引き上げや、緊急で出勤する際の託児サービスの拡充に取り組むとしている。さらに、組織を一部改編し、宇宙領域での安全保障基盤を強化するため、新たに宇宙作戦集団を編成するほか、航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に改編するなどとしている。政府は防衛力の抜本的強化に向けて、再来年度までの5年間に、合わせておよそ43兆円を支出するとしているが、財源の1つとなっている所得税の増税の開始時期は決まっておらず、与党内で議論が続いている。
外務省の概算要求は、デジタル庁が所管するものを含め、今年度の当初予算より1163億円多い8743億円となっていて、SNS上の偽情報の拡散など情報戦への対応を強化するための費用として、今年度の当初予算の2倍近くに当たる440億円余りを盛り込んだ。
環境省はモバイルバッテリーの正しい使い方や廃棄の方法について周知や啓発を図ることを発表した。9月から12月までを強化期間として特設サイトを開設するほか、火災防止につながる取り組みを実施する自治体や事業者などをパートナーに認定し連携する。浅尾環境相は「火災防止のための対策をしっかりと推進したい」と述べた。
黒潮の流れが大きく湾曲することで、漁場の位置や魚の種類が変化するなどの影響を与える黒潮大蛇行と呼ばれる現象について気象庁はことし4月に終息したとみられると発表した。期間は7年9か月と、1965年の統計開始以来、最も長くなった。今後の見通しについて気象庁は「2か月程度は大蛇行が発生しない見込みだとしているが、黒潮が運ぶ海水量は少ない状態が続いていて、引き続き流れは不安定になりやすい」としている。
「もしもFES」という防災に関するイベントの準備が行われている代々木公園から中継。
全国のニュースを伝えた。
埼玉県桶川市の「ランタン祭り」の模様を撮影した写真を紹介。中にLEDライトが入っているのだが、それが、こう、ヘリウムガスで浮かんでいる「スカイランタン」と呼ばれる者が浮かんでいる。
お笑い、そして俳優としても大活躍の原田泰造さん。現在放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」には田沼意次の側近、三浦庄司を独特の雰囲気で演じている。さらに、お笑いトリオ、ネプチューンがMCを務める「名将たちの勝負メシ」。結成32年目で、初のNHKレギュラー番組。ドラマやバラエティーに引っ張りだこな原田さんが活躍し続ける、その秘密に迫る。
原田泰造と大河ドラマとの関わりから見ていくと、最初の出演が2008年の「篤姫」のときに大久保利通を演じた。今回4回目の登場となる。田沼意次の側近役ということで田沼を演じる渡辺謙さんとの共演シーンも多い。原田さん演じる三浦は、そんな重たい空気をがらっと変えるユニークな役どころとなっている。最初に演出の方から「もうちょっと明るく」て言われ続けて、今のキャラクターが出来たと話していた。ただ、あまりにもちょっとひどいときは所作指導の先生が来て、それちょっとやめてくださいみたいなのはあるという。一方、ハリウッドでも活躍する大物俳優と共演することについては「謙さんは芝居が面白い」とコメントした。役作りについても聞いてみたが、台本や資料を読み込んで、その人物を想像することに時間を費やすというふうに話していた。たぶん、私たちが想像するよりもたぶん準備していると話していた。
原田泰造に4月に始まったネプチューンがMCを務める「名将たちの勝負メシ」について聞いた、ネプチューンとして結成32年目で、実は初のNHKでのレギュラー番組。この番組は、特にネプチューンの仲のよさが際立っているように見える。名将たちの勝負メシでは、名将や偉人が一体どんな料理を食べて歴史に名を刻む活躍をしたのか、食を通して、生き方や哲学を学ぶ。これまで、徳川家康や武田信玄をはじめとした日本の武将に加え、ゴッホやカエサルなど、海外の偉人も紹介してきた。原田は「3人とも歴史が好きだから、自分がいかに、その歴史の人を知ってるって3人ともしゃべりたい。堀内健も自分が知ってる知識を、ぼーんと出してくるから、それを見てるとこっちも触発されて、じゃあ、俺も知ってますよって、それはそうって。それをプロデューサーがバッサリ切ってしまう」と話した。原田さんは番組内でも生き生きとしていて、非常に楽しそうに見えるが、実はスタッフに対して、クレームが2つあるという。1つはレギュラー番組のうち「勝負メシ」だけは、楽屋がないこと。さらに収録の現場はね、プロデューサーの強いこだわりを持ってて直接日光を浴びながら屋外で撮っているということ。そんなネプチューンは今でもトリオのレギュラー番組を5本持つなど、長く第一線を走り続けている。 ここまできた秘けつを聞かれ「生放送があんまりなかったこと」と答えた。そして最後に、ネプチューンとしての目標を聞いてみると「アルフィーみたいになりたい」と話していた。
「名将たちの勝負メシ」の杉浦大悟プロデューサーに屋外ロケに拘る理由を聞いてみた所「芸歴30年を超えるネプチューンが寒さや暑さや寒さと戦いながら、料理を作る姿に感動させられた」と話していた。時々、屋外ならではのハプニングがあるそうで、ヘリコプターの音や工事の音で中断することもあるそうなのだ。そういったハプニングも3人はおもしろく笑いに変えてくれる、もうスタジオには戻れないと話していたという。