ことしの「青森ねぶた祭」で、能登半島地震の被災地の復興を願うねぶたが去年に続いて運行されることになった。青森ねぶた祭の運行団体「青森市PTA連合会」は去年、能登半島地震の被災地の子どもたちを元気づけようと、石川県志賀町の小中学生と保護者約40人を祭りに招待して、地震を引き起こすと言われるナマズを龍神が退治する様子を描いたねぶたを運行した。しかし、能登半島は祭りの翌月に、16人が死亡する豪雨災害に見舞われたことから、団体はことしも復興を願うねぶたを制作することを決め、きのう下絵などを発表した。ことしの題材は、暴風雨や荒れた海を鎮めるとされる素戔嗚尊が人々を飲み込む八岐大蛇を打ち払う場面で、災害に相次いで見舞われた能登半島の復興への願いを込めたいとしている。