作家・凪良ゆうさんをインタビュー。本屋大賞を2020年と2023年に受章した。2度の受賞は恩田陸さんと凪良さんのみ。さらに、最新作「多類婚姻譚」が直木賞の候補作にノミネートされた。凪良さんの魅力は、登場人物の深い心理描写で、“これは私の物語だ”という声が多く寄せられる。最新巻では現代の結婚がテーマで、5組のカップルが価値観がぶつかり合う。今回、執筆の裏側を少し見せてもらった。新たな文庫本の打ち合わせをした。凪良さんは結末を決めず、登場人物の中に入るつもりで書く。感情を掘り下げるのは海に深く潜る感覚だという。凪良さんは小説以外の人間関係だと途端に自信がなくなるという。作家の原点は小学生の頃、家では1人だった凪良さんは漫画に夢中になった。完結下漫画の続きを創作している人をネットで見つけ、自分もやってみたいと思ったのがきっかけ。混沌としていた心を落ち着かせる時間だったと振り返る。作家デビューから20年、凪良さんが多くの作品で問い続けてきたのは、人と人はわかりあえるのか。
