奥田民生が作詞、作曲した「さすらい」」は1998年にリリースされた。音楽評論家のスージー鈴木氏は「脳内に自然に浮かんできた言葉をそのまま羅列している感じ」と話す。決めつけられない歌詞だからこそ、聴き手が自由に解釈するという。お笑い界随一の考察マスターと謳われる高比良くるまは1週間を費やし、歌詞を考察した。主人公は美大生で、就職して堅実な人生を歩むのか、美術家を志すのか岐路に立たされる。考えた結果、「さすらいもしないで、このまましなねぇぞ」と決意する。高比良の考察をもとに、映像クリエイターがMVを制作。