きのう、世界的バイオリニスト・葉加瀬太郎が千葉県松戸市でコンサートを開催。先週金曜日、葉加瀬は自身の公式HPで顔面神経まひなどを起こすラムゼイハント症候群と診断され、顔面の左半分が全く動かない状態であることを公表。ラムゼイハント症候群は、おととしジャスティンビーバーも発症した。脳神経内科専門医・塚本浩医師は「水ぼうそうと帯状疱疹のウイルスが顔面神経の根元に眠っている。疲れていたり、体の状態が弱くなると、時々眠りから覚めて症状を出すことがある。顔面神経に出るため、顔面まひを起こしてしまう。耳鳴り・めまい・口の中のしびれ感により味覚障害なども起こすことがある。抗ウイルス薬でウイルスをやっつけるのが一つ、ステロイド剤を使って炎症を抑え、神経が壊れないようにする治療も必要」と指摘。塚本医師はコンサート中の葉加瀬のある部分から現在の症状が窺えるという。「ほうれい線・鼻唇溝というシワのところがはっきり出ている。完全まひ(全く動かない状態)だと鼻のシワが完全に消える。シワが見えているので、良くなってきているのか、完全まひにならずに不全まひ(一部分が動かない状態)で済んだのではないか。病気にかかったのが先月と公表されているので、少し良くなっているのではないかという印象を受けた」とコメント。葉加瀬は現在の症状について「ちょっとずつ良くはなっている。さしすせそ・ぱぴぷぺぽが難しい。頑張って治しますのでどうぞよろしくお願いします」と語った。全国ツアーは12月末まで行われる予定。