愛媛が20年近くかけて開発した紅プリンセスは地元スーパーで1個あたり500円ほどの高級柑橘。本格的な販売は去年からで中村時広知事もPRに力を入れている。都内のアンテナショップでも紅プリンセスを使った商品が販売されている。しかし知事が憤りをあらわにしたのは、海外への流出疑惑。中国のネット通販サイトでは紅プリンセスの苗木などが売られている。海外からの視察を断るなど流出に警戒していた愛媛県。中国へ知的財産保護のための品種登録を申請しているがいまだ登録されていない状況が続いている。農林水産省によるとシャインマスカットなど約50品種の種苗が、日本と同じ又は似た名前で中国・韓国にて販売されていることが確認されている。中国で出回るはずのない紅プリンセスの真相を確かめるため苗木を入手。販売会社に電話すると、愛媛シリーズは寧波市から入ってきたという。紅プリンセスの親である紅まどんななどを育てる農家を取材。紅プリンセスの両親にあたる紅まどんなと甘平は中国での品種登録ができていないため栽培を法的に差し止めることが難しいのが現状。農林水産省は日本の品種の海外流出や無断栽培について、監視・侵害対応に取り組む専門性のある機関を8月までに立ち上げるとしている。
