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「愛知県立岡崎高校」 のテレビ露出情報

羽が一般的なトンボよりも薄く、また体が赤みがかった黄色が特徴なことからウスバキトンボといわれている。全国各地で観測されている私たちにとっては最も身近なトンボといわれている。このウスバキトンボなのだが、興味深いのが熱帯地域など海外から海を越えて日本にやって来ている。ただ、この行動範囲の広さから追跡が難しく、なぜ日本にやって来るのか、国内でどう移動しているのか、この壮大な旅の目的というのが分かっていない。この謎を明らかにしようと、今、全国で市民による大規模な調査が進められている。中心となっているのはトンボ好きな愛知県の先生。話を伺うと子どもにとても大切な学びのヒントが見つかった。愛知県立岡崎高校・市川雄太先生。ウスバキトンボにどっぷりはまっている。この日、部活動で生徒とトンボの卵を観察した。そんな市川先生が中心となってウスバキトンボの旅を解明しようという全国調査を行っている。その方法はまずトンボを捕まえる。羽に識別できる番号などを記入する。続いてカメラで撮影。そして放す。マークされたウスバキトンボを再び見つけることでどの方向に、どれくらい移動したかが分かる。体が軽くGPSの装置をつけられないことからほかの生物でも一般的に行われているマーキング調査が重要となる。もともと市川先生1人で行っていた調査なのだが、全国のトンボ好きな人々に広がり、去年はおよそ2万4000にマーク。200を超えるトンボを再び見つけることができた。これまでにほとんど分かっていない移動について世界初と見られる発見も。まさに教師と調査の二刀流。集まったデータの分析は帰宅後に進めている。子どものころからトンボが大好きだった市川先生。大学でウスバキトンボと出会って以来トンボ愛が高まり続けている。
子どもたちに調査のおもしろさを知ってもらおうと先月体験イベントを開いた。マークされたウスバキトンボを見つけた場合は「ダーウィンが来た!」の専用ホームページに写真と情報を投稿。このウスバキトンボの特徴も併せて紹介をしている。番組では今後この大調査を放送する予定だということ。愛知・岡崎の映像。

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