安楽死するために母親と姉を残しスイスを訪れた女性。付き添う父親は娘の安楽死には強く反対しているという。6歳の時にCIDPを発症し、手首から先と足を動かすことができず1日の大半をベッドで過ごしている。女性は2019年にライフサークルに安楽死を希望し手続きを行い認められた。代表のプライシック医師が安楽死を認めると、父親は娘の手を握ったまま「パパの娘に生まれて来てくれてありがとう」と伝えたという。女性は点滴での安楽死ではなく致死薬が入った液体を飲む選択をしたが「私は親や家族を無視できない」と医師に伝え、医師も安楽死を止めた。女性は家族の存在を理由に死を思い留まり日本に帰国した。